IP電話とはインターネット網を介した電話サービスのことです。
IPとは「インターネットプロトコル」の略で、データを送るための決まりごとのことです。IP電話には大きく分けて「Phone
to Phone型」、「PC to Phone型」の2つのタイプがあります。「Phone
to Phone型」はさらに「インターネットプロバイダタイプ」と「NTT市内通話+IP電話業者タイプ」にわかれます。
■「Phone to Phone型」
PCを介さない。VoIP機能付きモデムを介す必要があるが、電話同士で通話が可能なシステム。
1.インターネットプロバイダタイプ
ADSLなどのブロードバンドサービスを手がける会社が提供しているサービス。
( yahoo!BBフォン、 OCN.Phone、 OCN.Phoneなど)
■「PC to Phone型」
パソコンの電源が入ってないと使えません。ヘッドセットマイクロホンが必要です。
( 「ただTEL」 など)
■距離に関係なく割安な一律料金
IP電話ではその大部分でIP網を利用しています。したがって距離に関係なく一律の料金を設定留守ることが可能なのです。通常の電話料金ですと、通話距離が長くなればなるほど料金が上がっていく従量制を採用していますが、IP電話なら割安な一律料金で済むのです。
一般電話の場合(2004/01/04調べ)
市内 |
県内外
隣接20km迄 |
県内 |
県外 |
60km迄 |
60km超 |
30km迄 |
60km迄 |
100km迄 |
100km超 |
8.5円 |
20円 |
30円 |
40円 |
30円 |
40円 |
60円 |
80円 |
IP電話でいちばんのシェアをほこるYAHOO!BBの場合次のようになります。
YAHOO!BBの場合(2004/01/04調べ)
相手がBBフォン以外 |
相手がBBフォン |
全国一律7.5円 |
無料 |
■IP電話同士なら無料
インターネットプロバイダタイプの最大の特徴が同じIP電話サービスの利用者同士なら、どれだけかけても通話料は無料だというところです。これはNTT電話網を介さず、IP網だけで相手までつながるので無料で電話をかけることができるのです。
■電話機はそのまま使えるの?
電話機はIP電話専用の特別なものを買う必要はなく、今使ってるものをそのまま使うことができます。
■電話番号はどうなるの?
電話番号はIP電話の種類によって異なりますが、基本的には050ではじまる11桁のI電話番号が付与されます。NTT一般加入電話から050番号への発信も可能です。携帯電話ではまだ交換機が対応してないので発信することはできませんが、2004年2月頃に対応予定です。
1.インターネットプロバイダタイプ
A.NTT回線なし
050の番号を使います。
B.NTT回線併用
両方の番号を使います。
2.NTT市内通話+IP電話業者タイプ
NTT回線を使うので番号はそのままでいいです。
3.利用料金
IP電話にかかる月々の費用には、電話利用料金の他に月額基本料、接続機器レンタル料金などがあります。
月々の費用・YAHOO!BBの場合(2004/01/04調べ)
初期費用 |
0円 |
月額費用 |
390円※1 |
接続機器レンタル料 |
890円 |
※1.Yahoo! BBとご利用の場合は無料となります。
yahoo!BBフォン |
初費 |
無料 |
月額費はYahoo!BB利用者なら無料です。 |
月額費 |
390円 |
モデム |
890円 |
通話料金 |
国内一律3分7.5円 |
KDDI IP電話 |
初費 |
無料 |
KDDI-IP電話はDIONのADSLの付加サービスとしてご利用できます。付加サービスですので初費、月額費、モデムはADSL単独コースとの差額を表示してます。 |
月額費 |
10円 |
モデム |
280円 |
通話料金 |
国内一律3分8円 |
OCN.Phone
|
初費 |
無料 |
OCN.PhoneはOCNのADSLの付加サービスとしてご利用できます。 |
月額費 |
0円 |
モデム |
280円 |
通話料金 |
国内一律3分8円 |
「ただTEL」
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初費 |
無料 |
バナークリックや広告閲覧などで貯めたポイントを使ってインターネット電話ができるサービスです。国内電話や携帯電話への通話だけでなく、世界240ヶ国どこへでも電話をすることが出来ます。 |
月額費 |
無料 |
モデム |
- |
通話料金 |
- |
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